こんにちは。趣味のカメラがきっかけで山にも手を出し始めました、こはるです。
最近は夫婦で登山を楽しむようになり、登山歴は2年程。
(1年に低山を数回登る程度で、まだレベル2ぐらいです。)
今回はそんな私たち夫婦がアルプスデビューとして選んだ『燕岳』の魅力や実際に登った際の反省点等をまとめてみました。
低山に慣れてきてアルプスに興味があるけど、どの山が良いのかわからない。
そんな方の選択肢の1つになればと思い、執筆しました。
結論から申し上げると、アルプス初心者にもとてもおすすめです!
燕岳ってどんなところなのか、少しでもイメージが湧いてくださると嬉しいです。
本記事は夏シーズンの山事情について記載しています。
燕岳(つばくろだけ)の基本情報
- 場所:長野県
- 標高:2763m(燕岳登山口:1450m)
- 平均コースタイム:約8時間(燕岳登山口→合戦小屋→燕岳のピストン)
- 魅力的なキーワード:アルプスの女王、絶景、奇岩、すいか
燕岳の魅力 人気の理由は?
魅力1.なんと言ってもその美しさ
燕岳はアルプスの女王の愛称を持つ、とても美しい山です。
花崗岩の白色とハイマツ等の緑色のコントラストに、奇岩の可憐な装飾。
登った人々の疲れを一瞬で癒してくれるようなその美しさに、筆者も感動したことを覚えています。
アルプス登ったぞ!感がすごいんです•••!(語彙力)
イルカ岩やメガネ岩など、奇岩もたくさんあって楽しい点も魅力の1つですね。
魅力2.難易度が低め
登りは5時間程掛かるため、ある程度の体力は必要なのですが、
登山に必要な装備さえ整えておけば、危険と感じるような場所はほとんどありません。
道も整備されていて、岩場をよじ登るような鎖場もありません。
その点が私を含め初心者の方のアルプスデビューに選ばれている理由だと思います。
また、人気の山のため登山者が多いのも安心なポイントです。
アルプスって上級者が登る山なのでは?と心配していましたが、実際に挑戦してみると、
必要以上にビビりすぎだったのかなと思います。
もちろん嘗めてかかるのも良くないんですけどね。
魅力3.山小屋が充実している
燕岳付近には綺麗に整備された山小屋がたくさんあります。
その中でも筆者が利用した3つの人気施設をご紹介します。
合戦小屋 〜すいか美味しい〜
燕岳登山中の憩いの場として多くの方に親しまれている合戦小屋。
こちらではなんと、すいかも販売されています!軽食もあります。
私も我慢しきれず、うどんとすいかを頂きました。
登山中に食べるすいかなんて、美味しいに決まっていますよね•••!(圧)
とてもおすすめです!
燕山荘 〜メインの山小屋〜
燕岳のメインの山小屋です。
標高2712mに位置していて、目の前には燕岳が一望出来ます。
ここまで登れば、燕岳に登頂できたようなものです。
ここからは重い荷物も置いて、身軽に燕岳山頂に挑めます。(山頂まで約40分)
燕山荘ではケーキやドリンク等のメニューも充実していて、山小屋のイメージを覆されました。
夕食のお料理も美味しいみたいですよ。個人的には売店の『いちごミルク』が美味しかったです!
筆者はアルプステント泊デビューもしてみたかったので、燕山荘には泊まっていませんが、
燕山荘での小屋泊の方が良かったかなと着いてから思いました。
有明荘 〜温泉で癒される〜
登山口付近にある山荘です。
温泉の日帰り利用も可能なので、筆者は下山後に利用しました。疲れた身体が癒されます。
登山口付近にあるので、前泊で利用しても良いかもしれません。
お土産コーナーもあったので、『雷鳥の里』を購入して帰りました。
お風呂上がりにはちゃっかりアイスも食べました。アイスキャンディタイプで、とても美味しかったです。
日帰り入浴料金
大人(中学生以上)¥700(税込)
小人(小学生)¥300(税込)
引用) https://www.enzanso.co.jp/ariakeso
注意点 気をつけたことや反省点等
登山の事前準備や登山中の注意事項等をまとめました。
現金(小銭)を持って行こう
登山中は現金しか使用できないことがほとんどです。
最近の傾向ではキャッシュレスが主流になっていますが、
山では現金が主流ということを念頭に置いておきましょう。
お手洗いも維持のための料金が必要なところもあるので、100円玉を数枚用意しておくと安心です。
(私自身忘れがちで、いつも主人に準備してもらっています•••気をつけます!)
夏でも防寒グッズが必要
登山中はそこまで寒さを感じませんでしたが、燕山荘付近は2700m以上。
じっとしているととても寒いです。(筆者は8月下旬に登りました。)
私は考えなしに『アルプス初心者におすすめの山』か〜と思って安直にテント泊を選び、
寒さ対策もあまりできていなかったので、夜中に寒くて起きてしまいました。
荷物として嵩張りにくいダウン等があると便利です。
おすすめの防寒グッズについてもまたご紹介できればと思います。
初心者の方は燕山荘で小屋泊の方が良いかも•••
上でも述べたように、初心者向け=テント泊もできそう。
と安直にテント泊を選んでしまいました。
しかし、燕岳は『北アルプスの三大急登』とも呼ばれている、体力の必要な山です。
そこを体力不足の夫婦がテント泊装備で•••笑
いくら初心者向けと書かれていても、登山計画はしっかりとするべきだなと反省しました。
テント泊装備を抱えた状態での登りは本当にきつかったです(夫)。
楽しかったね!と平和に登山を楽しみたい方には、最初は小屋泊をおすすめします。
筆者も、次は燕山荘に泊まりたいな•••と思っています。
何より燕山荘が素敵すぎる!
もちろんテント泊の良さもあるんですけどね!!
朝起きると目の前に雲海が見えたのは贅沢な気分にさせてくれました!!
大自然の中で寝るテント泊も非日常感があって私は大好きです。
体力なし夫婦が登れたので、テント泊も決して無理ではないですよ!ただ、しんどいので、覚悟してかかりましょう。笑
最後に
初心者にもおすすめな燕岳。今回はその魅力や注意点等をご紹介しました。
少しでも燕岳の特徴や雰囲気を掴んで頂けましたでしょうか。
皆様のアルプスデビューのきっかけや後押しになれば幸いです。
登山ライフ楽しみましょう。